矯正サポーターを着ければ猫背は直るのか?
筋トレ、ストレッチング、マッサージに整体といろいろやっているのに猫背がなかなか直らないという人がたくさんいます。
なかには矯正サポーターを着けていつも背筋が真っ直ぐな状態になるようにしようとする人もいますが、外すとやっぱり猫背に戻る、それどころか着けていると肩や腰、背中など体のどこかに痛みが出るということもよくあります。 するともう生まれつきだから、長年の癖だから直らないんだと諦めてしまうような人もいます。
骨が変形していない限りは猫背になるような癖があるということです。 それを改善することをしないで無理やり真っ直ぐな姿勢に矯正しようとしても見た目は正しくても強制されれば脳はその状態を辛いと感じて防御反応を示して元の辛くない姿勢に戻ってしまいます。
脳が真っ直ぐな良い姿勢で立つ感覚を忘れてしまっているわけですから、無理やり強制するのではなく、真っ直ぐに立つ感覚を教えてあげることが猫背を改善するためのトレーニングになってきます。
猫背の原因の多くは筋肉の緊張のバランスが崩れていることです。 なのでトレーニングでは全身の筋肉を緩めて緊張のバランスを整えますが、そうすると意識しなくても自然と良い姿勢で座ったり立てるようになります。 無理をしているわけでもなく、良い姿勢で座っていること、2本の脚に均等に体重をかけてスッと立つ方が楽だと感じるので元の猫背の姿勢に戻ろうと思わなくなります。
あとはそれを定着させるためにトレーニングを定期的に行って崩れた姿勢の感覚を修正していけば姿勢が改善します。
姿勢を改善したいなら強制するよりも楽、快適な刺激で筋肉の緊張を緩める方が効果的・効率的です。