岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

巻き肩を改善するには胸の筋肉をゆるめること

最近長時間パソコンやスマホをよく使うという人から姿勢を直したいという相談をよく受けます。

そういう人の姿勢を見てみると背中が丸くなっているので猫背のように思ってしまいますが、よく見てみると肩が内側に巻き込むような感じになってしまっていて胸と肩の境目の辺りは緊張して硬くなっています。“巻き肩”というやつです。

これも根本的には姿勢の崩れ、筋肉の緊張のバランスの崩れが原因ですから、筋肉の緊張のバランスを整えて姿勢を整えてあげれば問題は解決します。

そうなるとやることは、“筋肉を緩めてあげる”ことです。

巻き肩になっている人は腕が捻じれてしまっています。 本来なら手の平が前を向いた状態が捻じれのない自然な腕の向きなのですが、巻き肩の人のほとんどは内側に捻じれが見られます。

img_6758

腕は本来、このように手の平が前を向くのが自然な状態です。 捻じれた腕を本来の自然な向きに戻してあげると肩周りの筋肉の緊張もゆるんできます。

img_6076 ターゲットとなるのはこの小胸筋と呼ばれる筋肉です。 この筋肉は肩を内側に巻き込む動きで使われます。 巻き肩の方はこの筋肉が緊張しています。

緊張をゆるめる方法としてはこの筋肉の辺りに手を当て、腕の内捻じれを解消するために外回しで動かす、そして深呼吸をする。 そこからさらに肩を上下に動かしたり肩甲骨の開く・閉じる、腕を挙げて肩甲骨を十分な可動域で動かせるような運動をすることで腕の捻じれも解消されますし、体幹の筋肉の緊張度のバランスが整って体の捻じれや姿勢の崩れが直ります。

本来の自然な姿勢から崩れてしまった時にはまず元の自然な姿勢に戻してあげることからスタートすることです。