岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

スムーズに走るのに特別な才能は必要ない

先日、依頼をいただき大人の方を対象にしたランニング教室の講師をしてきました。 ランニング指導も普段は1対1で行うので複数の方に対して指導するというのは貴重な経験です。

いつも書いていますように、走るというと一般的に一生懸命走らないと進まない、疲れるというイメージを持たれがちですが、一生懸命走ろうとする、手脚を動かそうとするから筋肉が疲れてしまいます。 ポイントは、自分で速く走ろうとするのではなく、“自然に体が進んでいく”、“脚が体についてくる”ことを感じることです。 そういう走り方だと無駄なエネルギー消費をしなくなるので走っていても疲れませんし、息も上がりません。 そのために大切なのが「重心移動」です。

こういうことを書いてもほとんどの人には「本当にそんなことってあるの?」くらいに疑われます。 今回も始める前に「一生懸命やらない、頑張らない、息が上がらないように」ということをお伝えしましたが参加していただいた皆さんには伝わったようです。

ご参加いただいた方からの感想です。


〇走るという概念が変わりました。身体の力を抜いて走ることの重要性、ピッチ、スライドの大切さを教えてもらいました。スキップ、前傾姿勢を意識して指導していきたいです。専門性のある方の講座は説得力があってもっと受けたかったです。また、意識せずに勝手に足が出るのも感動しました。

〇講座が終わった後がとても体が軽く気持ちいいと感じました。先生が最初に「がんばらないこと」と言われたのが驚きました。走るには息を切らしてしんどい思いをしてやっと走る力が身につくんだと勘違いしていました。今回、先生に教えていただいて、しんどい思いをしてトレーニングをするよりも体が本当に楽になり、ほぐれる技を知ることができて本当によかったです。スキップすること、おしりに足を付けること、これをぜひ子どもたちに伝えて気持ちよく体を動かせるような指導をしていきます。ありがとうございました。

〇走ることが楽しいと始めて思いました。うまく体を使えるようになると楽に長く走ることができることがわかり、すごい!!と思いました。ストレッチはしなくても筋肉が伸びるというのはびっくりでした。

〇蹴る、手を振る、足をあげる…そんな指導ばかりしていました。今まで間違えていたことがよくわかりました。力を抜くというのがなかなか難しいと感じました。スキップ、お尻叩き、やってみたいです。足の裏の使い方、手の振り方、目線など勉強になることばかりでした。ぜひ、来年も来ていただきたいなと思うばかりです、本当にありがとうございました。

〇走り方の知識、知らないことが多くて本当に目から鱗でした。とっても楽しくて知的で勉強になる40分でした。ありがとうございます。スキップのように軽く上に飛ぶこと、足の力の入れ方、入れる場所、前に足を出すのではなくて最短距離で足を動かし、体を前に倒すように走ることなど、たくさんたくさん学びがありました。また、スモールステップで一つ一つ教えてくださったので、すごく分かりやすかったです。ぜひ、今日教えてくださったことを子どもたちに返していきたいと思います。特に僕は、6年生の陸上練習にいつもどう教えていいのか毎年困っていたので、今日の学びは本当に本当にうれしかったです。すぐにでも陸上練習を始めたいくらいです。充実した学びをありがとうございました。走った後、体がとっても軽く!そして楽に走れるようになりました、感動しました。総社マラソン!出たいです。また、最近、深夜まで働き、腰がずっと痛かったんですが、実はセミナーが終わった後、痛みがなくなっていました。2週間苦しかったので感動です!

〇息も上がらず、楽しく運動できました。つい頭で「できているのかなあ」と不安に感じてしまうところもあったのですが、考え過ぎがよくないんだなとも思いました。考える暇もなく、次々と運動に取り組めるようにすると子どもたちにとってもいいのだろうと思います。ポイントが伝わるかどうか分かりませんが、体育の時間に継続的にスキップやお尻タッチを取り入れてみたいと思います。

〇あれだけ走っても息が上がりませんでした。自分自身、走る前にあった太腿の前の張りが、走った後にはなくなっていました。走っていて体がほぐれていたのがわかりました。ストレッチではなくても体をいい状態にする準備運動の役割もできるのだなと思いました。「一時に一事」で一つずつのポイントを「変化のある繰り返し」で教えていくと、走るのが苦手な子どもも変化を感じながら楽しく走れて、気が付いたらたくさん走っていたということになると思いました。

〇自分も楽しく走れました。走ること一つについても、さまざまな要素があることに築きました。講座の後、すごく体が軽くなった感じがしました。早く走る練習をするのに、筋力トレーニングやストレッチが必要だと考えていた先入観が覆り、目から鱗でした。楽しく和やかに走り方の改善の工夫を教わり、とても楽しかったです。

〇大学と連携して走り方を学習する機会があったので、走り方は知っているつもりになっていましたが、それとはまた違った視点から走り方を分析し、楽しく実践できるように考えてくださっていて大変勉強になりました。子どもたちに教えることはもちろん、自分自身も実践していこうと思いました。

〇陸上をずっとやってきたのですが、「楽しく速く」走る方法を詳しく理論的に教えていただき、今までの経験と合わせて考えると納得できることばかりでした。前方方向へ走る意識を持っていく具体的なトレーニングをいろいろ知ることができました。今後の体育や課外陸上指導での子どもの指導に役立てたいと思います。


今回の教室は45分という限られた時間でしたので主にやった練習は「スキップ」、「お尻叩き」です。 走る練習はほとんどやっていません。

一般的によくある勘違いについては予め説明しながら行いましたが、基本的には「腕はこう振る、脚はこのように動かす、姿勢はこう」といった細かい説明は抜きです。

速く長く走るためにはいかに筋肉の疲労は少なくして自分の力を使わず、地面からの反力など地球からの力をうまく利用して前に進んでいくか、です。 こういった練習でも走りを変えるには十分です。 短時間でリラックスした弾むような走りに変わって見違えるような良い走りになりました。

スムーズな走りは誰でもできるのです。 さらに進むようになるためには筋力などの体力面によりますが、その人の体力レベルに合わせた走りができます。

スムーズなランニングを身に付けたい、ランニング教室を希望される方はお気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。