岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

速く走れるようになるには筋トレだけでなく走り方のトレーニングも必要

ランニングの個人指導は走り方を実際に見たいので屋外でも行います。 暖かくなってきましたし桜も咲き始めて気持ち良く行えるようになってきました。

img_0137

集団よりも個人の方がよりその人の癖を見ながらじっくり練習できますが、やることは集団でも個人でも変わりません。 「楽に、スムーズ、気持ち良く、一生懸命走らない、頑張らない、息が上がらない」です。

ラソンというと走り切るには体力が必要だといって長い距離を走って持久力を高めるようなトレーニングに取り組む人が多いですが、基本的には市民ランナーくらいなら4時間動き続ける体力があれば十分です。

基本的には“完走”すれば3時間台でゴールすることも可能ですが、4時間以上かかる人はたいてい歩いている(走っているつもりで歩いているのと同じ速度しか出ていない)時間があります。 それは「筋肉」を動かすエネルギーが切れてしまって動かせなくなるからです。 いくら心臓が強くても脚の筋肉が動かなくなれば走り続けることはできません。

ラソンのタイムを短縮するためには、体力をもっとつけることでも筋力を強化することでもなく、「楽に速く長く走れる」ようにすることです。 そのためには走る動作の中にある無駄をなくしていかなくてはいけません。

それだけで楽な力で今と同じスピードで走れるようになったり、今と同じ力でも速く走れるようになります。 楽に走れるスピードが速くなれば筋肉のスタミナが長持ちするようになり楽に早くゴールに到達できるようになります。

動きのトレーニングとして行うのは両足ホップ、片足ホップ、スキップ、お尻叩き、腿上げくらいです。 それをほんの数メートルで行います。 遠くへ走るのも重心移動、数歩の加速を利用してスピードに乗り、その勢いを利用するだけです。 そういう走りは一生懸命手脚を動かしてしないのに速く走れるし息も上がりません。 それよりもゆっくりなスピードでランニングしてみても動きに余裕が出てきてリラックスしたスムーズで弾むような走りに変わります。

肩が凝っていたり筋肉が張っていてもそれがなくなってしまいますし、太ももの前の張りもなくなって弾力のある柔らかい筋肉になります。 ランニング姿勢が良くなると立ち姿勢も良くなります。

癖を修正するには覚えた時間の10倍近い時間がかかると言われますので1回で完全にマスターするのは難しいですが、1回で確実に走りは変わります。 そういうトレーニングを続けていくと自然に走りも良くなりますし、ランニングフォームも綺麗なものになってきます。 筋トレや体幹レーニングの前にもっと基本の「走り方」を見直してみましょう。