岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

いくら意識しても認識が変わらないと姿勢は良くならない

骨などに異常が見つからない腰痛やひざ痛の人の原因のほとんどは体の使い方、動作の問題です。

特に立ち姿勢の崩れが目立ちます。 相談に来る人も姿勢が悪いことは自覚しており、背筋を伸ばして立とうとしてみたり、脚を真っ直ぐに伸ばして立とうと意識しますが意識している時はそのようにできても無意識になるとまたいつもの崩れた姿勢に戻ってしまいます。

姿勢の崩れの原因は筋肉の緊張度のバランスの崩れ、脳が崩れた姿勢をバランスが取れた状態と認識してしまっていることです。

崩れた姿勢を本来の姿勢、リラックスしてスッと立てるようにすればいいだけのことです。そのためには、「筋肉の緊張度のバランスを取る」、「脳の認識を改める」ということになります。

筋肉の緊張度のバランスについては、崩れた姿勢は体のあちこちに緊張が起きています。 緊張した筋肉に対してやれることは“ゆるめる”ことです。 肩甲骨を動かしたり、骨盤を動かしたり、股関節・膝・足首を動かしたりすることで全身の筋肉の緊張をゆるめることができます。 全身の筋肉がゆるんだところで緊張度のバランスが取れた状態にするとそれだけで立ち姿勢が変わります。

それだけでも脳の認識は変わり、特に何も意識せずゆるめる前と同じ感覚で立っても自然と良い姿勢で立てるようになります。 鏡を見なくても背筋が無理なく伸びている、伸ばせていることがわかります。

脳へのインプットとしては足裏の刺激なども効果的です。 足裏には平衡感覚を司るセンサーがたくさんあると言われています。 両足の裏を刺激することで左右の脚に均等に体重をかけて立てるようになる、足裏全体に均等にかけて立てるようになります。 するとさらに立った時のバランスが良くなりリラックスしてスッと立てるようになります。

姿勢を直すために難しいこと、きつい筋トレをする必要はありません。 崩れた状態から本来の状態に戻すだけですから体をゆるめること、脳の認識を改める、そんな簡単なことで十分なのです。