岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

前屈で手が床に着かないのは体が硬いから?

前屈をすると手が床に着かないくらい体が硬いという人は多いのではないでしょうか。 そういう人でも短時間で前屈がやりやすくなるには「前屈のやり方」を見直してみることです。

前屈が硬いという人に多いのがこのように腰から曲げて前屈しようとするものです。 1230116_s 上半身と下半身の繋ぎ目は“股関節”です。 腰から曲げるのではなく、股関節から曲げてみると簡単に前屈の大きさに変化が見られます。 太ももの外側に出っ張っている骨があります。(大腿骨の大転子) そこから曲げる(前方に軸回転する)イメージでやってみるとやりやすくなります。

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前屈をすると太ももの裏からふくらはぎまでが痛いという人の場合は筋肉の連動を適切に使って前屈動作をしていない可能性があります。

前屈動作は膝を伸ばしてはいけない、伸ばしてやるのが正しいと思われていますが筋肉の連動で考えると前屈は膝を伸ばして行うよりも足首、膝を曲げて行う方がやりやすくなります。

太ももの裏やふくらはぎが強く突っ張るという人は足首・膝を曲げた前屈を何度も繰り返してみれば徐々に筋肉の突っ張り感も緩和され、膝の曲げる角度も小さくて済むようになり、楽に前屈動作ができるようになるはずです。

もっと短時間で前屈の深さを変える方法もあります。

一度軽い伸びをしたところで5秒くらい腰の筋肉を気持ち良く緊張させた後にリラックスし、前屈してみることです。

筋肉は緊張させた後はリラックスしやすくなるという反応があります。ようはそれを使うのです。これなら誰でも簡単に前屈が柔らかくなります。

筋肉は使っているように適応していく組織です。 硬くなるように使っていれば硬くなるし、柔らかくなるように使えば柔らかくなります。