岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

立ちっぱなしやデスクワークで硬くなった首・肩・背中・腰の緊張をゆるめるには

ずっと立ちっぱなし、デスクワークで座りっぱなしなど長時間同じ姿勢を続けたせいで首から腰にかけての筋肉が硬くなり首、肩の凝り、腰の痛み、頭痛など様々な不調に悩む方からの相談が増えています。

同じ姿勢で長時間いると同じ筋肉にばかりストレスをかけることになります。 姿勢が崩れる時は大抵背中が丸くなる崩れ方です。 頭が前方へ出るような形になるので首、背中、腰の筋肉に大きなストレスがかかります。 それで様々な不調が起きるのです。

こういった症状を改善するには「上半身をリラックスさせること」です。 姿勢は筋肉の緊張度のバランスです。 緊張して硬くなってしまった筋肉に対してできることは“ゆるめる”ことだけです。 全身の筋肉の緊張度のバランスがゆるいところで取れれば姿勢は本来の自然なものに戻ります。

目的は上半身をリラックスさせるということで決まれば後はどうするか方法を考えるだけです。 一番簡単な方法は「寝ること」です。 202161_s リラックスするための手っ取り早い方法は重力負荷から解放することです。 立っていても座っていても重力の負荷がかかります。 寝た姿勢はほとんど重力の負荷がかかりません。 リラックスしやすい体勢です。 柔らかい布団の上で寝れば気持ちいいですし、リラックスします。

先週1週間の間で首や肩、背中、腰に不調を感じるという方に仰向け寝をしてもらいましたがしばらく寝た後にもう一度起き上がると全員不調を感じていた部分の軽さ、体全体が軽くなったと実感されました。

仰向け寝は体の緊張がゆるめやすいだけではありません。 30分仰向け寝ているだけでマッサージをしたのと同じくらいリンパの流れは促されると言われています。 体の外側だけでなく、内側にも良い効果があるのです。 実は腹式呼吸を加えるとさらにリンパの流れは促されます。 首や肩、背中などに緊張があると胸も閉じてしまうので呼吸が浅くなるのですが仰向け寝で首や背中などがリラックスすると胸も自然と開いて呼吸も楽にできるようになります。

注意しないといけないのは首や背中、腰が緊張している人は仰向け寝をしようとすると腰が痛くてできないということもあります。 腰が痛くなる人は仰向けに寝ると腰が浮いて布団との間に隙間が出来てしまいます。 腰が浮いているということは重力がかかっているということです。 腰に隙間ができないようにしてあげれば仰向けに寝ても痛くなくなります。 その辺は体の状態に合わせて工夫することです。