岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

感想「トレーニングのおかげで高かった血圧が下がりました。」

血圧が高く、血圧を下げる薬をずっと飲んでいた方がトレーニングをすることで血圧の数値が改善され薬を飲まなくてもよくなったという報告が来ました。

個人的には薬は症状を緩和してくれるものであって改善するわけではないので常用するのは避ける、量を減らしていく必要があると考えます。

今回のケースでは、 ・塩分を摂りすぎないように気をつけていた ・ウォーキングなどの運動はやっていた など一般的に血圧を下げるのに有効だと言われるものは行っていました。

それでも数値が改善されないということは問題の原因が解決されていないからだと思われます。

実際にその方の体の状態をチェックしてみると、 ・上体は捻じれていて左右の肩、腰の高さが違う ・首こり、肩こりがある ・背中の筋肉が強く緊張していて肩甲骨の動きが十分でない ・腰も緊張していている ・脚はO脚気味 といった姿勢の崩れや筋肉の緊張度のアンバランスが見られました。

「全身の緊張によって自律神経のバランスが崩れてしまっている」ことが血圧か高い原因ではないかと考えました。 交感神経が優位になると血圧、心拍数は上がります。

問題を解決するには、 ⚪︎筋肉の緊張をゆるめて体の捻じれ、姿勢の崩れを直す ⚪︎自律神経のバランスを取る ことが有効ではないかと考えました。

今回は事前に首・肩甲骨周囲、腰、お尻、太もも、ふくらはぎなどの筋肉の緊張をゆるめて動かしやすい体にしてから全身を魚住方式のトレーニングで動かしました。

レーニング後は肩や腰の左右の高さの違いも改善され体の捻じれやO脚も改善し、首こりや肩こりも解消されました。 体が軽くなり気持ち良いという感じられたようでした。

レーニングの翌日にいつものように血圧を測ってみると薬を飲んだ時と同じくらいの数値まで改善されていたので薬も飲まなかったそうですが、良い数値は数日続きました。

定期的にトレーニングを行って2週間くらいで首こり、肩こりを感じることがなくなると血圧が高くなることもなくなったようです。 今では薬は飲んでいないそうです。

今回は塩分の摂り過ぎが原因ではありませんでしたが、塩分に関してきちんと理解しておくことは重要です。 「高血圧だから塩分を控えてください」と言われるのは、“精製された塩”を摂り過ぎないようにということです。 精製されると残るのは塩化ナトリウム(NaCl)です。 これは天然塩ではありません。 一般的な食卓塩はこの塩化ナトリウムです。 これは体の役に立たないだけでなく害を与えることになります。

体は精製された塩、自然なものではない上に攻撃的に細胞に介入してくる物質と認識し、自己防衛機能を発動して体を守ろうとします。 体がこの攻撃的な物質を排出するためには塩1gに対して23gの水を必要とするそうです。 このために排出器官を無駄に働かせてしまいます。 精製された塩が血圧を上げるというのはこういった理由からです。

個人的にお勧めなのは「ヒマラヤ産クリスタル岩塩」です。 クリスタル岩塩は水と一緒に摂取すると体のエネルギー不足やミネラル不足を解消してくれます。 一般的な塩とは全く逆の効果です。