岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

口を開けると顎が痛い。音が鳴る。改善するためにどんなことをすればいい?

食べたり喋る時に口を開けると片方の顎に痛みを感じるという相談が来ました。
特に骨や関節に異常はなく、下顎を左右に動かしたり前後に動かしても痛みはない、口を開ける動きをする時にだけ痛みを感じるということでした。

顎の動きをよく見てみると左右に動かした時の動きの大きさに左右差が見られたり、動かしている時に痛みの出る方のこめかみの辺りでガキガキ音がしていました。
それ以外にも側頭部や耳が緊張で硬くなっている、首こりや肩こり、上半身の捻じれ、背中や腰の筋肉の強い緊張も見られました。
咀嚼する動きで働くのは側頭部や頬の辺りに付いている筋肉です。

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側頭部や耳の緊張も顎関節のスムーズな動きを妨げる要因として考えられます。
体の捻じれ、首こりや肩こりも影響があると考えられます。

問題の解決法としては筋肉の緊張をゆるめて緊張度のバランスを取ることとなります。

そこでまず痛みの出る方のこめかみの皮膚が突っ張っていて余裕がなかったので指で軽くつまんで皮膚のゆとりを作った状態で顎を前後、左右、痛みの出ない範囲で口を開ける・閉じる動きを繰り返して皮膚を楽につまめるくらいにゆとりを取り戻し、さらに耳を軽く引っ張ったり回して耳も柔らかくして側頭部の皮膚の緊張や首の緊張をゆるめました。

そこから首を動かしたり肩甲骨を動かして首、肩の緊張をゆるめて首こり、肩こりの症状や体幹の捻じれを改善すると口を動かしても顎の痛みが出なくなりました。

さらにリンパの循環を促すような刺激を与えて顔のむくみを改善すると女性だと小顔に見えるようになったりフェイスラインが綺麗に見えるような美容的な効果も期待できます。

顎の噛み合わせの崩れが肩こりや腰痛の原因になるといったケースもあるように顎関節の噛み合わせをいつも良い状態で維持することはとても大事です。