岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

頭痛、めまいがするほどひどい首こりを改善するには

頭痛、めまいがするほどのひどい首こりに関する相談が来ました。 話を伺ってみると、 ・仕事が忙しい(ストレスもあった) ・長時間のパソコン作業で目が疲れている(大きく開けられない) ・眠りが浅く、2時間おきに目が覚めてしまう、なかなか寝付けない といった問題もありました。

体の状態をチェックしてみると、 ・姿勢は背中が丸くなり頭が前方へ出ていて猫背気味、脚はO脚気味 ・首、肩の筋肉は緊張で硬い ・背中や腰、お尻、太もも、ふくらはぎといった筋肉も緊張している といったことが見られました。

頭痛、めまいの原因としてまず考えられるのは首の筋肉の緊張、自律神経の乱れです。 目を動かす筋肉の疲労は首の筋肉の緊張に繋がります。 首が緊張すると脳に血液が送られなくなってしまうため酸欠状態になってしまいます。 それも頭痛の原因の1つと言われています。 また、ストレスによって交感神経が優位になって緊張すると血液の循環が滞ってしまいます。

睡眠の問題も全身の緊張、自律神経の乱れが原因として考えられます。 本来、眠る時は副交感神経の方にスイッチが切り替わらないといけないのですがストレスによって交感神経がずっと優位になってしまいます。

これらの問題の解決法は、 ・全身の筋肉の緊張をゆるめて姿勢の崩れを直す ・自律神経のバランスを取ること です。

まず首の緊張をゆるめるために、首の曲げ伸ばしや左右に捻る運動に目を動かすことを組み合わせてやってみました。 首筋も緊張があったので緊張しないポジションにして首と黒目を一緒の方向に動かすことを繰り返していきました。 最初はぎこちない動きでしたが繰り返すうちに徐々に動きが良くなってくると首の緊張もゆるみ、目もしっかり開けられるようになり頭痛も軽くなったようでした。

さらに首、黒目と一緒に下顎も動かすようにしてみるとさらに首が左右に捻りやすくなり首はさらに軽くなった感じがあったようです。

次に体幹の緊張をゆるめるために肩甲骨を動かしていきました。 首の緊張がゆるんでいると肩甲骨も動かしやすくなります。 肩甲骨の6つの動き(上下、開く・閉じる、斜めに開く・閉じる)が十分に動くようになると背中や腰の緊張もゆるみました。

他にもお尻や太もも、ふくらはぎの緊張もゆるめて改めて立ってみると猫背の姿勢も改善が見られました。 本人の感覚としても力が抜けて楽に立てる、リラックスできているということを感じられたようです。

レーニング後の様子を伺ってみても頭痛が出ることないようですし、夜もよく眠れるようになったようです。

首の緊張はゆるめるのはなかなか難しいのですが今回の目や下顎の動きを使ったアプローチは非常に効果的でした。