岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#158 動きの見方、指導法について学んできました

今回はランニングや野球の投げる、打つ動作の見直しをお願いした。

・走り方について

走り方については野球の盗塁のような短い距離とマラソンのような長い距離での考え方の整理から。

盗塁のような場合、ピッチを維持したままで少ない歩数でできるだけ少ない歩数でベース間を走る必要がある。

そうなるとスタートから3〜6歩の加速が大事。 そのためのポイントを整理する中で接地に関してフラットに接地すると考えていたがその局面ではフラットには接地するのは難しいことでつま先接地になる。

ラソンの場合では走り方の問題が歩き方に現れるということで日頃の歩きの指導の進め方をチェックした。 片脚できちんと支持するところまではうまくできているが実際に歩いていくと重心がスムーズに移動する感じが見られないという問題があった。 それは後方へ脚を送る部分が抜け落ちているからだった。

股関節の伸展をきちんと入れることで自分でやってみても歩きやすさが全然違うことがわかった。 結果に間違いはなく、うまくいかないのはうまくいかないように指導しているからだということを改めて感じた。

・投げるについて

投手の投げる動作と野手の投げるについてポイントを整理した。

投手のケースでは、ボールのスピードは出ているものの伸びがない、狙ったところにコントロール良く投げられないという問題があった。

ボールに伸びがない原因は投げにいく時の体のホーム方向への移動に勢いがないことだった。 体に勢いが見られないのに腕だけが速く振れることはない。 軸足でプレートをしっかり押すというところをきちんとやることが伸びのあるボールにするための修正ポイントになってくる。

コントロールについては手先でボールをコントロールするのではなく、「あそこに」と思ったところに投げられるようにボールに通じるようにする、そのための家でもできる簡単な練習法についてもいろいろアイデアをいただいた。

野手のケースでは、送球で勢いの良いボールを投げるために必要なポイントについて整理した。

生まれ持った素質もありますが、トレーナーにできることはそれ以外の部分、投げ方や体力レベルといったところに対するアプローチ。 力を高めるためにどんなトレーニングをどのようにやればいいのか、投げる動作の改善のための方法が考ついてアドバイスをいただいた。

○打つ

打ってもボールが遠くへ飛ばないという問題に関してはバットを振っているところを見ていただいただけでなぜ飛ばないのか、ボールの飛ぶ方向やどんな打球が飛ぶのかがわかる。

始めは動きをいくら見ても見えていなかった問題点がワンポイントアドバイスいただいただけで見えなかった問題点が見えてきた。

動きを指導するには動き見る目が大切だということはよくわかっていますが、見方を教わることが一番勉強になる。

問題点がわかればその修正法もわかってきます。 軸足の使い方やバットの出し方、振る力を高めるためのトレーニング、全身の力を高めるためのトレーニングのアイデアをいただいた。

その他には普段のトレーニングでやっているイスからのしゃがむ立つ、道具を活用してのしゃがむ立つの動作の進め方についてもチェック、修正していただきましたが、自分ではこれで良いと思っていたものでもまだ動作の中でブレーキや緊急が見られると指摘をいただき、ちょっとしたところを変えて同じ動作をやってみましたが動きがさらにスムーズになった。

今回は特に動きの見方や実際にどのように指導しているのかを説明してみることで何が足りていないのか、何が余計だったのかなど自分の中でいろいろ整理することができ、またたくさんの気づきがあった。