岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#159 立つ、歩く、姿勢について学んできました

今回の勉強会のテーマは「立つ、歩く、姿勢の見直し」

相談を受けることが多いのが首、腰、膝、最近は股関節の痛みや不調だが、そういった方に共通しているのは両脚できちんと立てない、スムーズに歩けないといったもの。 そういったものに対してトレーニングでできることは崩れた身体の状態を整えて本来の状態を取り戻していくことが問題の解決法になってくる。

思うような結果が見られなかったという場合、問題の原因がきちんと見抜けているか、アプローチに問題はないか、テクニックはどうかといったことが考えられる。

今回は股関節の可動域制限があり、脚がきちんと伸ばせないというケースの自分の考え方、アプローチ、テクニックについてチェックしていただいた。

股関節に一番大きな問題がありましたが、仕事や趣味の影響で首、肩、背中、腰の筋肉も緊張して硬くなっている、全身が崩れていることは見えていたが、見落としていたのは「腕の緊張」。

腕の緊張も肩や首の緊張に繋がる。 そこから背中、腰にも緊張が波及し、股関節を動かすのに関係してくるお尻も緊張する。

首、背中、腰、それぞれに対して個別にアプローチしていましたが腕からの繋がりを意識したアプローチは指導の中では行っていなかった。

腕の緊張を緩める筋膜に対するアプローチを教わり、実際にやってみたが特別強い刺激をするわけではなく、軽くさするような刺激ですが終わった後は腕だけでなく首や背中も緩んだ。

首へのアプローチはテクニックに問題があった。 頸椎を順番に動かして、さらに胸椎も動かして屈曲、伸展や回旋の動きをすれば首や背中、腰の緊張も緩むし、可動性も良くなる。 首や背中があそこまで柔らかく動くことに驚いた。

股関節へのアプローチでも筋膜に対するアプローチを教わったが、筋膜のラインや体の繋がりをイメージしてアプローチすると股関節を動かした時の引っかかり感もなくなりスムーズに動くようになった。

今回教わったアプローチは股関節の不調の方だけに限らず首や腰、膝の不調の方にも有効なアプローチなのでさっそく指導の中でトライして結果を見てみたいと思う。

その他にも参加者の方の質問から立ち方や歩き方について日頃の自分の指導について振り返ったが、うまくいかない時に共通しているのは「一部だけを見ないでもっと全身を見る」、「その動きがやりやすい状態、環境ができているか」、「何のためにそれをやるのか」といったところがきちんとできていないことだった。 再度徹底してやっていこうと思った。