岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

走った翌日筋肉痛になる。筋肉痛にならないようにするにはどうすればいいの?

今回はランニングをすると毎回翌日に筋肉痛になるので筋肉痛にならないようにするにはどうすればいいのかという相談。

今回のケースでは太ももの前、ふくらはぎが筋肉痛になるということでしたが、肩が凝ったり、腰が筋肉痛になったりいろいろな部分の筋肉痛に関して相談される。

筋肉を使えば筋肉痛になるわけではない。 筋肉痛になるような使い方をしているから筋肉痛になる。 トレーニングでは走り方を指導するが、ほぼ全ての方が翌日に筋肉痛は出ない。 トレーニングの最中も筋肉が張ったり疲れたりするどころか緊張がゆるんで柔らかくなっていく。

最近は走り方の指導でもまず立ち姿勢からチェックするが今回も姿勢の崩れ、体や脚の捻じれが見られました。 ・首が前に傾き、頭が前に出ている ・背中が丸くなっている ・腰は反り気味でお腹を前に突き出している ・お尻が前になり太ももが前方へ傾いている ・O脚がある ・土踏まずがなく、扁平足気味 といったことが見られた。 当然筋肉もあちこち緊張していて全身の緊張度のバランスも崩れていた。

それに続いて歩く、走る動作を見せてもらいましたが、そこに立ち方が崩れた原因が見られた。 歩き方や走る時に意識していることが立ち姿勢の状態に現れていた。

まずは全身の筋肉の緊張をゆるめて姿勢の崩れ、体や脚の捻じれを改善した。 歩いてみても調整前に比べるとスムーズな動きになった。

それから歩く時の脚の使い方を片脚支持→骨盤を前へ(と思うだけ)の感覚を掴む練習を繰り返した。 脚を前に出して歩幅を広げるのではなく、体の移動で脚が広がるという風に認識を変えることで歩きはさらにスムーズになり、歩幅も自然と広がってきた。

そうして改めて走ってみると走り方を特に直さなくてもスムーズに走れるようになった。 トレーニング前の走りと体が軽い、楽に走れるし筋肉も全然張らないといった違いを感じたようで、「こういう走り方で走れば筋肉痛にならないというのも納得です」と言っていた。

走り方の悪い人で歩き方が良い人はいないし、歩き方が悪い人で立ち方が良い人もいない。 走り方をいろいろ考える前にまずは普段の立ち方に問題がないか見直してみることです。