岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

腕を伸ばそうとすると肘が痛くて伸ばせない。改善するにはどうすればいい?

今回は肘を伸ばそうとすると痛くて伸ばせないという相談。
家事などで手、指を使い過ぎた翌日から腕が曲がったまま固まってしまい肘を伸ばそうとすると痛くて伸ばせないということ。
病院で検査してところ隙間がなくなって関節が擦れてしまっているということで痛み止めの注射を打ってもらったようだ。

伸ばせなくなった腕の状態を見てみると、
・前腕が内側に回転したまま戻らなくなっている
・親指は伸びて曲げられない、その他の指は曲がって伸ばせない
・手のひら、手の甲、親指、小指の皮膚は突っ張っている
・手首の動きが硬い

その他の部分をチェックしてみても、
・巻き肩
・肩甲骨の動きが悪い
・首が前に倒れて頭が前に出ている
・背中、腰が丸くなっている
・左右の肩、腰の高さが違う
・O脚気
など体幹の歪み、捻じれ、傾き、脚の捻じれなど全身のバランスが崩れてしまっていた。

固まってしまった腕の緊張をゆるめるために、
・胸の辺り、肩の前側、上腕、前腕をさする
・指や手のひら、手の甲、前腕、上腕にも皮膚テープして動かす
・肩甲骨の動きを取り戻す
・呼吸で肋骨が十分に動くようにする
といったことを繰り返し行った。

そうすると指や手首の動きの硬さや前腕の捻じれが少し改善され痛みなく肘を伸ばせる範囲が広がっていった。
完全に伸ばせるまでには戻らなかったが肩や肩甲骨周囲の筋肉の緊張をゆるめて体幹の崩れ、脚の捻じれも直しておいたことが良かったのか翌日以降も腕の状態が悪くなることもなかった。
その後何度かトレーニングを行うと痛みなく肘が伸ばせるようになっていった。
その後も腕が固まってしまうようなこともなく問題なく動かせているようだ。

手や指はついつい使い過ぎてしまいがちだ。
その影響は腕だけでなく体幹の崩れ、脚の捻じれなど全身のバランスの崩れに繋がってしまう。
定期的にケアしてあげることはとても重要です。