岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#170 身体を整えるトレーニングについて学んできました 26

今回は皮膚、筋膜、筋肉の繋がりの実践編のような内容でした。
全身を緩めて整えたり、全身のトレーニングも含まれていました。

ポジションの大切さ

身体を緩めるアプローチをいろいろやってみて結果が思ったようにならない時に原因をいろいろ考えていましたが、ポジションについて細かなところが疎かになっていた。
仰向けで脊柱の捻じる動きを使って緩めるアプローチでは捻れていないかをまずチェックすることで結果が全然違ったものになった。

うつ伏せで首、体幹、骨盤までを緩めるアプローチでは顔を入れるパッドや胸の下に入れるパッドの微調整をやっているつもりでも少しズレているために緊張している部分があった。
筋肉の緊張を探りながら快のポジションに変えていくとしばらく寝ているだけで筋肉の緊張を緩めることができた。

上肢を緩めるアプローチは日頃のセッションでも行っていたが思ったような結果が出ていなかったが、腕の角度、高さなどがリラックスするポジションになかった。
腕や肩だけでなく胸も緊張しないポジションで動かしていくと腕の緊張が緩めることができた。

体を動かす時には快のポジションでやらないとスムーズにできないので気をつけていたが、身体調整ではその意識が少なかった。
微妙なポジションの変化で結果が全然違ってくるので今後はもっと神経を使おうと思いました。

ポジションなどの課題はあったものの、これらのアプローチはやることも少ないので短時間で全身が緩むのでウォーミングアップでも有効だと感じた。

動かし方

ポジションだけでなく動かし方でも日頃の自分がやっていることが少しズレていると感じた場面がたくさんあった。

肩甲帯を整えるアプローチでは一生懸命動かそうとしているところがあり、動きを見ていて柔らかさや弾力が感じられなかった。

肩が中間位置にないのも原因の1つだったが、動きを自分で決めてしまっていた。挙上・下制は腕がぶら下がった状態で肩を軽く持ち上げると自然に中間位置に来るので余計なことをしていた。
内・外転でも肩を一生懸命動かしてしまっていたり、戻し過ぎているために動きが止まってしまっているなどの問題もあった。

大腰筋を緩めるアプローチでは筋肉の動きをイメージするとブレーキ感が消えてスムーズに動くようになった。

下肢のバランスを整えるアプローチは足首をきちんと噛み合っていないため下腿や膝のお皿が真っ直ぐにならないために膝や股関節がスムーズに動かなかった。
足首は時間をかけてやっていたが、そもそも動かし方が違っていたので時間をかけた割に成果がいまひとつだったということだった。
動きのイメージを掴むのは難しかったが足首がきちんと決まると膝や股関節との動きの繋がりも良くなり下半身もしっかり緩めることができた。

歩く時の腕振りの動きでは、肩の屈曲に意識がいきすぎていて上腕の内旋、内転の部分が足りていなかった。
内旋、内転の動きを少しオーバーなくらいにやることで動きが良くなり肘の力も抜けてリラックスした感じで振れるようになり腕振りだけで肩や腕だけでなく体幹の緊張も緩められた。
腕振りがスムーズになることで下肢の動きが良くなり、股関節の伸展動作もうまくできるようになり歩いた感じも非常に良くなった。

中間姿勢でのしゃがむ・立つ動きは自分がやってみて先生から指摘されたことを踏まえて考えてみると少しオーバーにやらせすぎていたように感じた。
足首を緩める→膝を緩めるくらいの軽い感覚でやってもらうようにすると今うまくできていないケースでももっと楽にスムーズにできるようになりそうな気がする。

全身的なトレーニン

その他には全身のコーディネーション的な運動や上肢と下肢を一緒に動かすトレーニングもいくつか教わった。それほどたくさんのことをしなくても全身の筋肉が刺激される感じがあったので指導の中で取り入れてみたいと思う。

その中での気づきとしてはイスに座った状態で腕を動かしたり体幹を動かす時にも母趾、母趾球を意識することで下半身を刺激することができるというもの。今までにはなかった発想なのでこれも指導の中に取り入れることで下半身の運動のバリエーションの変化になりそうです。

個人的には動きを教える、動かすというのは課題だと思っていた部分なので実践的なものが多かった今回はレベルアップのための有意義な時間でした。