岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

筋肉痛で全身が痛い。改善するにはどうすればいい?

今回はゴルフの翌日全身が筋肉痛で痛いという相談。
寝ても全然痛みが変わらないということ。

全身の筋肉が緊張して硬くなっていましたが、特に首、肩、背中、腰、太もも、ふくらはぎの緊張が強く動きもぎこちなく、スムーズに動かせなかった。
姿勢も体幹の捻じれ・歪み・傾き、腕や脚の捻じれが見られた。

今回の問題の原因はゴルフのスイング動作の癖によるものです。
特にバックスイングで大きく捻ろうとしたこと、クラブを力を入れて振ったなど筋肉を緊張させるような意識でスイングしてしまったことが原因でした。

使って硬くなってしまった筋肉の疲労や筋肉痛を解消するには血液の循環を良い状態に戻すしかありません。
そのためには筋肉を動かして緊張をゆるめていくしかありません。
そして崩れてしまった姿勢もきちんと戻してあげることも必要です。

体幹の崩れを直すために、まず腕を内・外にブラブラさせて手首、肘、肩周りの筋肉の緊張をゆるめ、次に肩を軽く上げて呼吸を入れて肩の前・横・後側の緊張度をゆるいところでバランスをとって肩の位置を直した。
それから肩甲骨を上下、左右、斜めに動かして肩甲骨周囲の緊張をゆるめたり、前屈で脊柱周囲の緊張もゆるめた。

すると腕や肩、首、背中、腰の筋肉のこわばりや動かした時の痛みが解消され、体幹の捻じれ、歪み、傾きも直った。

上半身の崩れを直すだけで下半身の崩れも改善が見られたが、あと少し脚の捻じれが残っていたので脚のバランスの調整も行った。
足首、膝、股関節の周囲の筋肉の緊張をゆるめて、連動した動きを取り戻すと脚の捻じれも改善し、真っ直ぐ綺麗に脚を伸ばせるようになった。
脚のおもだるさも解消され軽くなり、イスのしゃがむ・立ち上がる、歩く動作もスムーズにできるようになった。

1時間のトレーニング、楽に気持ちよく体を動かすだけで全身が痛かったのが嘘みたいに軽くなったと驚いていた。

筋肉を使って起きた疲労を解消するには寝ることではなく、筋肉を動かすことです。
弾力性のある柔らかい筋肉本来の状態を取り戻せばいいのでハードなことをする必要もありません。