岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#180 体を柔らかくするための考え方について学んできました

今回のテーマは「体を柔らかくする:考え方とその指導」でした。

・体が硬いとは?

体が硬いという言い方がよくされるが、
・体が硬いとはどういうことなのか?
・何が硬くなるのか?
・なぜ硬くなるのか(原因)?
など自分がその言葉をどう捉えているのかを振り返ってみることも大切。

硬くなるのは筋肉で、筋肉は収縮しかできない。拮抗筋が働くから伸びることができる。
体が硬いということは筋肉が収縮したままで戻らなくなっている、拮抗筋とのバランスが崩れてしまっていて十分に働いていないということなので改善するには中間位のポジションに戻すことになります。

・しゃがむ動作

きちんとしゃがめれば立てる、きちんと立てていれば足首を緩めれば膝、股関節が緩みお尻が重力で落ちてくる。
きちんとしゃがむと伸張反射が起き、速筋線維が働き立つための筋肉が作られる。
そういったことからもきちんと立てない人はきちんとしゃがむことから教える。

足首が緩めば膝も緩むが、しゃがめない人は足首を曲げよう、しゃがもうとするからしゃがめない。

傾斜板を使い足首を軽い背屈状態にすると足首が緩めやすくなるが、傾斜板にどのように足を乗せるかによって足首の動きのスムーズさが変わってくるので細かなところまできちんと気をつけないといけない。

やり方を見直すだけでうまくができない場合、脳に中間位での脚の動かし方をインプットしたり脛やふくらはぎの緊張を緩めることでスムーズにしゃがめるようになる。

・足趾や足の形を整える

きちんと立てない、しゃがめない人に外反母趾や扁平足のような足趾、足の形が崩れてしまっているケースが多い。
足元が崩れてしまうとそれよりも上の部分のバランスも崩れてしまう。
足趾や足の形を整えることは脚を整えることにもなる。

足趾を曲げ伸ばしすることで神経も刺激したり、足の骨を全部動かすことで足のアーチ、足の形も戻り、脚の緊張も緩む。

・手首の痛み

指の使い過ぎで前腕の筋肉が張ってくると手首の動きが悪くなり、関節がきちんと動かず痛みが起きることもある。橈骨と尺骨の間隔を調整したり、牽引、掌屈、背屈、橈屈、尺屈といった動きを適切に行うことで筋肉の緊張が緩んでくる。
前腕、肘の動きは全身に影響するので緊張をきちんと緩めてリラックスした状態しておくことは大切。

・上腕の張りが首、背中の緊張に繋がる

上腕の張りが首や背中の緊張に繋がる。
それによって呼吸が不十分だったり血液の循環不良になり側頭部が緊張し頭痛や眩暈などの不調に繋がる。
圧をかけたり、ゆする、さするといった刺激を与えることで緊張が緩む。

今回は腕や足、足趾などに対してのアプローチをいくつも教わりましたが、腕や足の崩れが全身の崩れに大きく影響していることを実感しました。アプローチそのものはシンプルですが、緊張はしっかり緩むので、日頃の指導でもしっかり活用してみようと思います。