岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

健康作り、体力アップに必要なのは筋肉痛が出るようなきつい運動ではない

健康のためにジムや自宅でいろんな運動をしている方も多いと思います。 体力アップのためのトレーニングというと一般的には筋力を高めるために筋トレ、スタミナをつけるとために20分以上のウォーキングや軽いランニングなどがイメージされがちですが、日頃ほとんど体を動かしていないような人がいきなりそういった運動をすると翌日以降に筋肉痛が出て、腕を上げたり歩いたり階段を昇るのも辛くなりますが、筋肉痛が出ることで運動した証と勘違いする人がたくさんいます。

どうして体を痛めつけ、苦痛を与えないと効果が期待できないのでしょうか? そんな運動は体に良いからと始めても結局は長続きしません。 いくら良い運動でも続けなければ成果は出ません、やらないのと大差はありません。

30代から70代までいろんな方がトレーニングを受けに来ますが、筋肉痛が出るような筋トレや長時間のウォーキングやランニングをしなくてもほとんどの方が体力アップを実感しています。 筋肉が減少したり筋力低下を感じるとすぐに筋力アップ→筋トレとなりがちですが、筋トレをした後に残るのは“疲れた”、“辛かった”ということだけですが、体をゆるめて元々の筋肉の膨らみ、弾力性を取り戻した後に感じることは“体が軽い”、“楽”、“気持ち良い”ということです。 筋肉を鍛えるようなトレーニングと比べて遥かに楽なことをやっているのに萎んでいた筋肉が元の元気な状態に戻るだけでも大きくなりますし、筋力は筋肉の断面積に比例しますから筋肉が膨らんでも発揮できる力は高まります。

ハアハア、ドキドキするようなウォーキングをやった後は「疲れたから休憩」とずっと寝てばかりだったり、たくさんエネルギーを消費すれば当然お腹が空きますからついつい食べ過ぎてしまって体重が増えてしまうということになってしまいますが、力に頼らない楽に、スムーズな歩き方を身につけると、わざわざ外に歩きに行かなくても家の中で動いている時間が増えてきます。 スタミナというと長い距離を歩いても疲れないようなスタミナをイメージされることが多いですが、何分動き続けられるかというスタミナの考え方もあります。 そういう考え方をするとスタミナもアップします。 じっとしている時間が減って、動いている時間が増えることも運動と同じくらいのエネルギーを消費します。 しかし、疲れるほどやらないので余分に食べ過ぎるようなこともありません。 そういう生活をしていると自然と食べても太りにくくなり、体重も少しずつ減ってくるようになります。

筋肉痛が出るような運動がダメというわけではありませんが、もっと楽で、効率良く健康なからだ作りをする方法もあるということです。