岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

華奢な肩幅にするためのトレーニングの考え方

胸を張って背筋を伸ばした姿勢が良い姿勢ではないと何度も書いていますが、そういった姿勢はスタイルにも影響してきます。

女性からの相談で多いのはスタイルについてで、「肩幅が広くてがっちりして見えるので華奢にしたい」といったものもあります。

体重がそれほど多いわけでもないのに肩幅が広く見える方に多いのが「胸を張って背筋を伸ばした良い姿勢」をしています。

肩は本来、真横ではなく、30°前方を向いているのですが、胸を張って背筋を伸ばした姿勢にすると肩は真横を向きます。 そうなると肩も上がってしまい、肩幅が広くなります。 さらにそういう姿勢は胸も背中も肩の筋肉も緊張するので余計にがっちりした体型に見えてしまいます。

肩幅を小さく見えるようにするには胸や背中、肩の筋肉の緊張をゆるめて肩を本来の自然な位置に戻してあげることを考えれば良いのです。 筋肉を鍛えたり、ストレッチングをする必要もありません。

骨格標本を見ても肩幅は広く見えません。緊張のない本来の筋肉の状態に戻せば自然に華奢に見えるようになるということです。
肩周りの緊張を緩めるには、腕の捻じれを直す、肩甲帯(鎖骨、肩甲骨、上腕骨)の緊張をゆるめることです。

腕や肩、首、胸、背中をさすると緊張がゆるみます。緊張がゆるむと肩甲骨の動きが良くなるので呼吸に合わせて上下に動かす。 それだけで本来の肩の位置に戻り、肩幅も狭くなります。

胸を張って背筋を伸ばした姿勢は良い姿勢ではないだけでなく、スタイルまで悪く見えてしまいますからそういう意識はやめて本来の自然なバランスを取り戻してあげることです。